ピッツァ自動販売機

ローマに登場!ピッツァ自動販売機

イタリアを代表する食べ物といえば、ピッツァ。ピッツァ職人選手権や美味しいピッツァ屋にメダルを与えたり、ナポリ風ピッツァとそれ以外(イタリア風?)ピッツァとの区別などと、イタリア人の美味しいピッツァへの追求は果てしない。そんな中、ローマに現れたのがピッツァ自動販売機。
(以下、3枚の写真はdissaporeから拝借)

ピッツァ自動販売機

毎日、24時間、熱々の出来立てピッツァが食べられる。メニューとお値段は以下の通り。

  • マルゲリータ(4,50ユーロ)
  • 4フォルマッジ(6ユーロ)
  • サラミピッカンテ(5ユーロ)
  • パンチェッタ(5ユーロ)

出来たてのピッツァ?
そう、このマシーンはお金を入れると機械が、粉を捏ねて、型を作り、トマトソースと具が載せられ、熱線ヒーターで焼く。ピッツァの全行程(!)が、なんとカップヌードルと同じ3分で出来上がるのだ!

マルゲリータピッツァ

グルメ雑誌の「まずい」という食レポートがなくとも、見るからに味気ない外見でどう考えてもイタリア人には不評だろう。しかも切り売りピッツァが美味しいと言われるローマで。

サラミのピッツァ

しかし、動画に収めるために興味本位でとか、全く事情を知らない観光客とか(イタリアのピッツァはまずい!とこれでピッツァを語る人も出てくる?)、夜中でも安くて暖かいものが食べることができるのはホームレスにとってありがたいかもと思うと、生き残るかもなとも思ったり・・・。
と、ここまで書いてから、日本でも「ピッツァセルフ」というピッツァ自動販売機が広島にあることを発見!

「ピッツァ自販機記事へ」

記事によると、最初のイタリア発の機械は生地から作るタイプだったが、美味しくないので今は冷凍生地を使っていると。イタリア発の機械を日本人が冷凍生地型に改良したそうだ。実はイタリアは機械分野に強く、アプリコットの種排除のような機械や小医療系機器などを発明するのに長けている。ジムマシーンもイタリア製は人気だ。

ここ数年で、イタリア人が発明したものを日本人が改良するパターンが生まれている。このように日伊間をマッチングする商売とされる方もいらっしゃる。
というわけで、ピッツァ自動販売機なるものはすでに存在するが、粉から捏ねるという自動販売機は初となる。初というか、広島の記事にあるように「あった」ものが改良されて無くなった。粉から捏ねた機械で作った自販機ピッツァは「ピザ生地が発酵していなくてまったくおいしくなかった」と、広島の方とイタリアのグルメ紙と同じ感想でちょっと切ない。イタリア版はナイフ・フォーク等がないが、日本版用意されている。さすが気遣いの日本!


果たして、このローマのピッツァ自動販売機は生き残るだろうか?個人的には、フィレンツェにはお断りである。

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