詩人たちの入江

チンクエテッレとポルトヴェネレ訪問。

ポルトヴェネレ訪問
ポルトヴェネレはチンクエテッレとともに世界遺産に登録されている小さな港町である。
チンクエテッレの村々より、若干大きく、洗練された感がする。
この港町は半島の先端にあたるが、海岸沿いを西へ進むとチンクエテッレに、東へ進むとラ・スペッツィアの港がある入江(湾)となっている。入江には「Golfo dei Poeti、詩人たちの入江」と、詩情あふれる呼び名がついている。

ポルトヴェネレ教会
ポルトヴェネレは半島の先端と書いたが、さらに町の先端にある教会の手前に、「詩人たちの入江」にふさわしい、「Grotta Byron、バイロンの洞窟」と呼ばれる場所がある。

洞窟
教会へ続く道の途中にある「バイロンの洞窟」への入り口。洞窟といっても、洞窟の中へ入っていくのではない。海沿いに道があり、その先にある洞窟までは海にさえぎられ、道は続いていない。(続いていなかったような気がする。)

洞窟入り口
崖上のドリア城が美しい。
バイロン卿はポルトヴェネレに滞在していたものの、「バイロンの洞窟」と呼ばれるこの場所との関連はないそうだ。しかも、この眺めはわざわざ「バイロンの洞窟」へ行かずとも見ることができる。しかし、「バイロンの洞窟」と書かれた入り口をぐぐることで、ほかとは違う空気が漂う「神秘的空間」へ入ったような気になるのだ。ここへ一歩足を踏み入れると、甘美な物語の中に入り込んだような感覚にとらわれる。

 

ポルトヴェネレの海
波打ち際のエメラルド色も間近に感じられ、美しい景色を眺めながら何時間でも費やすことができる。

 

ポルトヴェネレの海とヨット
一番最後に訪れたときは、テレビの恋愛番組の撮影中であった。カップルが熱烈にキスしている途中に私が姿を現したようで・・・。イタリア在住の方ならご存知だと思うが、おそらく「Uomini E Donne」の撮影だったのでは???私はカップルの女性の顔しか見えなかったが、ツアーのお客様によると男性がめちゃくちゃかっこよかった!とのこと!この番組はめちゃくちゃアホらしいのだが、以前、番組に出演したコスタンティーノが「イタリア一のイケメン」と囃し立てられた。(好みは別として、男前ではあった。)うーん、見たかった・・・。

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