- それぞれのボルゲリ3軒
- ワイナリー「カッチャ・アル・ピアーノ」
- ワイナリー「ドンナ・オリンピア1898」
- ワイナリー「バルツェッラ」
バッツェッラ
ワイナリー『Batzella バッツェッラ』は、お客様が大好きなワイナリーということでご案内させていただいた。
このワイナリーはとても小さい。しかし良質のワインの生産者ということで日本に輸出されていることもあり、訪問を希望されるお客様がいらっしゃる。しかも、本当にこのワインの味に惚れているという方ばかりである。
ボルゲリの海と丘の中間ぐらいに位置するワイナリー。トスカーナの内陸部で丘の上の葡萄畑を見慣れている私には、平地の畑は面白い。風通しは良いのだろうか?と思うのだが、海からの微風が吹いている。
立派な葡萄がなっている。今年も無事にワインが出来る!と思うのだが、葡萄を収穫して醸造所へ運ぶまでは油断できない。
オーナーが自ら案内して下さる。説明と同時に、現場をチェックされている姿が微笑ましい。
大きな醸造所は設備の圧倒的な素晴らしさには驚かされるが、家庭的な醸造所の暖かさには敵わない。人間味に満ちたオーナーご夫婦が造った暖かい味わいのボルゲリは、光に満ちたトスカーナの海を思い出させてくれる。
思いの詰まったワイン、憧れのワイン、思わず美味しかったワイン、そんなワインを造る生産者を訪れるお手伝いができることは光栄である。ワイナリーの都合でいつも運良く訪問が可能というわけではなけれど、それが叶った時はやはりとても嬉しい。
ワインとは、ただの飲み物ではない。追憶の記録であり、感動を伴う飲み物なのである。だから、ワインはやめられない。
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