アレンジツアーで、オルチャ渓谷とトスカーナのテルメ。
10月から11月にかけて、雨の多い時期である。この日も連日の雨予報に頭を抱えながらも、太陽を呼ぶ男と呼ばれるお客様の念力でなんとか曇り空。ツアー最初の訪問先であるミケランジェロ広場が雨だと悲しいので、曇り上等!しかし、そんな心配は無用である。どんな背景の日でもドゥオモの丸屋根は美しく際立っている。
いつものオルチャ溪谷の風景も冬支度。秋に蒔いた小麦の種がうっすらと芽をだし始めた。寂しい冬の景色にも、育ち始めた作物があるのを見ると頼もしい。
世界遺産のピエンツァ。オルチャ渓谷の素晴らしい展望を眺めることができる通りだが、今日は人もまばら。
今にも泣き出しそうな空。黄色というかオレンジ色というか、世界が黄砂に包まれたような感じで、どんよりと暗くなってきた。こういう日は旅の途中には迷惑だが、心なしかわくわくする。午前中だというのに街中には街灯が灯る。
嬉しくない天気でも気分は明るく、朝ビールで。オルチャ渓谷の地ビールを試飲。
オルチャ渓谷の大地で育った小麦を使用した全粒粉のパスタ屋に立ち寄り。ちょうどタリアテッレを生産中。店内は小麦の良い香りが満喫している。
私がトスカーナで最も大好きなジェラート屋。今日は新オリーブオイルと、栗のジェラートの2種の組合せ。季節のジェラートほど、楽しくて美味しいものはない。残念ながら11月初旬から復活祭まで冬期休業に入ってしまった。
ピエンツァといえば、羊乳から作ったペコリーノチーズ。熟成の違いなど、色々と種類がある。胡椒入り、ペペロンチーノ入りなどは、そのまま食べてもよし、パスタにかけてもよし。チーズには蜂蜜も相性が良いので、オルチャ渓谷の蜂蜜も購入〜。
とうとう激しい雨が降ってきたが、ちょうどお昼時となったのでキアニーナ牛のランチを!肉の塊をデデーンと目の前で切ってくれる。
お客様から写真を提供していただきまして、これが焼きあがったものですヨォ!毒々しい赤色じゃなくて、ほんのりとピンク色で、色だけでもうっとりしちゃう。ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノとともに。
食後はプール式テルメへ。水温は低いのだが、泉質はめっちゃ濃い!浴後の肌のつるつる感と体のポカポカ感が良い。
オルチャ渓谷(とキアナ渓谷)を食から迫った、飲んで食べてリラックスしたトスカーナの1日ツアー。色々とアレンジ可能です。
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