フィレンツェでランニング大会参加!

人生の半ばで
正道を踏みはずした私が
目を覚ました時は暗い森の中にいた。
とは、ダンテの神曲の地獄篇であるが、最近、この文章を考えてしまう。「人生の半ばで」とダンテは語り始める。察してダンテが35歳頃のことであると言われるが、それならば私は人生のどのあたりなのだろうかと気になるようになったのである。半ばといえば楽天的である。
残された人生にやりたいことがまだまだあるが、ライフワークとして一生続けて、やり遂げたいことが2つある。
その一つが、マラソン出場。
数年前、ヴェネチアマラソンに参加されたお客様がツアーを利用して下さった。最初は1キロを止まらずに走るのが大変だっんですよと聞いて、そんなもんか?とぼんやりと思っていたが、走り始めてようやくその意味がわかった。次第に1キロを完走できるようになり、それが2キロとなり、ようやく5キロはなんとか走れるようになった。
先日、フィレンツェの週末ランニング大会に、旦那とともに参加してきた。
ランニングフィレンツェ1
集合場所はチルコロ(サークル)と呼ばれる会員制バール。(会員制とは名ばかりで、実際には誰でも利用できるのだが)日本でもマラソン人気だと思うが、イタリアも然り。多くの人が集まっている。
フィレンツェでミニマラソン
バールで受付をして、出発地点へ。参加者は時間を計る競技タイプとそうでないタイプに分かれる。そして今日のコースは15キロ、8キロ、4キロ。マラソン参加経験のある旦那は15キロ、私は4キロを。
社会人アマチュアチームに参加されている方が多く、それぞれのユニフォームを着て参加している。
ランニングフィレンツェ
フィレンツェのシンボルは、デザインを変えて多くのチームが使用していた。
ランニングキアンティ
おお!これはキアンティクラシコのマークではないか!キアンティクラシコ地区のチームか。いいなぁ。
ランニングシエナ
あ!シエナからも参加。白と黒はシエナの紋章。
参加者は若者もいるが、中年以上が多い。白髪のおばさまもいらっしゃったり。ランニングに参加しているこの年代の方はいかにも走りますといった肉体をされていて、本当に素晴らしい。
9時15分、人ごみに揉まれてランニングスタート。最初の道順であるミケランジェロ広場に向かう上り坂が辛かったけれど、4キロコースは途中右折で下り坂に。実は驚くことに4キロ参加者はほとんどいない。私含めて3名ほどだった
あれ?もう終わり?と拍子抜けの短さだった。私もとうとう4キロは余裕になったのか、今度は10キロだな!と思いながら、再び、チルコロに戻り旦那を待った。
ランニング終了フルーツ
チルコロには参加者のために、飲み物、食べ物が用意されている。飲み物は、水、甘い紅茶、チョコレートドリンク。フルーツはバナナにみかん、オレンジ、レモン。水、紅茶、レモン、バナナはどの大会でも用意されているかな。(なんて、数回しか参加したことないけど)
ランニング終了食べ物
食べ物は、今日は塩味が多かった。お菓子はスポンジケーキ1種類のみ。残念・・・。お菓子でも食べながら旦那待っとこと思ってたのに。走ったあとでは塩味のものは食べたないで。
非競技者は参加費2ユーロで、爽やかで楽しい日曜の朝となった。
帰宅後、家で走ったコースを調べると、4キロのはずが2,5キロだったのは(旦那の15キロは14キロ)イタリアらしさのご愛嬌としよう。前に参加した5キロは6キロだったし、イタリアのランニング大会はこんな感じでゆる~いのかもしれない。
この調子で(どの調子や!)マラソンに参加できればなぁと思っている。前述のお客様はお友達とともに、昨年のフィレンツェマラソンに参加・完走された。心から感心する。いつか私も!と願うのである。
 
 
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