アッシジ訪問。
初秋にフィレンツェからアッシジを訪れた。アッシジ は見ごたえのある教会が多い町だが、実は見どころはそれだけではない。
中世の面影が残った町並みはそぞろ歩きするのにぴったりである。
町の大通りから小路を一歩入る。山の中腹に位置するためか、階段が多い。上り坂はきついが、次々と絵になる風景が現れ、この先はどういう風なのか気になり迷路のような道をどんどん前へ進む。
トスカーナの田舎町に見られる黄色がかった明るい石の色ではなく、シエナのようなレンガ色とも違う、薔薇色がかった石の色は、やわらかくて暖かな感じがする。
田舎町へ行くと必ず感心するのが、みな自分の家の外観を美しく飾っていること。
アッシジの家々は、扉も凝っていてとても素敵だ。
フィレンツェのような都会では、足を止めて眺めるような家はない。全体的に統一感はあるが、ひとつひとつのアパートの外観は簡素である。花が飾られているわけでもなく、下手すると落書きされていたり・・・。(それでも、家の中へ一歩入ると、家具は美しくコーディネートされ、隅々まで掃除が行き届いてたりして、外からは想像がつかないのだが。)旅人が写真に撮りたくなるような家に、いつかは住んでみたいなぁ・・・。
さすが聖フランチェスコの町だけあって、宗教的なモチーフが多い。
壁には、「Pax et Bonum 平和と善」と書かれたタイルが飾られているのを至るところで目にする。
聖フランチェスコが愛用した挨拶の言葉だそうだ。
Rocciata di Assisiと呼ばれるウンブリア地方のお菓子。シュトゥルーデルによく似ている。
アッシジには、お土産屋さんがたくさん。さすが、観光地。聖フランチェスコにちなんだ置物、フランチェスコ宗派の十字架など主に宗教関係のお土産が多い。
時が経つのを忘れてしまうほど、魅力的な町アッシジ。次はどの小路を探検しようか、楽しみである。
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