ボルゲリワイン「サッシカイア」のワイナリー訪問
サッシカイアは、イタリアワインで一番有名と言っても過言ではないだろう。サッシカイアを造っているワイナリーは、トスカーナ海沿いのボルゲリ村の『テヌータ・サングイド』。
ワイナリー訪問は、サッシカイアの樽貯蔵庫を見学し3種のワインを試飲する。
試飲代は、お一人様でお申込みの場合120ユーロ、お二人様でお申込みの場合はお一人様60ユーロ、3名様以上でお申込みの場合はお一人様40ユーロ。
※現在、一般訪問客は受け付けていません。輸入元「エノテカ」を通して、関係者のみ訪問可能です。
1杯目は、カヴェルネ・ソーヴィニヨンにサンジョヴェーゼの入ったLe Difese。一番気軽に飲むワインであるが、サンジョヴェーゼが入っているので馴染みがあり、やっぱり好き。イタリアのブイヤベース『カチュッコ』と合わせたい。(ブイヤベースに似ているというと、リヴォルノ人に怒られるが)
次に、カヴェルネ・ソーヴィニヨンとメルローのguidalberto.
メルローが入っているので、色が濃い。そして、断然、飲みやすい。が、私はメルローファンではないので、感想は飲みやすいに留まる。どんな料理にも合わせやすくて便利なワインであろう。
最後に、カヴェルネ・ソーヴィニヨンとカヴェルネ・フランのサッシカイア。最新のヴィンテージで2014年。涼しい年だったので、力強さというよりはエレガントさが際立つ。力強い年でも、サッシカイアは不要な重さがないというのか。いつも繊細で優雅。ボルドータイプのワインを造りたいということで生まれたワインだが、トスカーナのテノワールが造ったボルゲリ独自のワインが誕生した。いやはや、見事なワインである。
2年間熟成されるサッシカイアの樽貯蔵庫。ずらりとフランス製バリックが並ぶ。
本当は大樽が好きだが、サッシカイアのものとなると小樽もかっこよく見えるのが不思議。
最初のサッシカイア。自分が楽しむために造ったワインが、1968年にテーブルワインとして世に出て、今はサッシカイアというボトルに銘柄がつく。どういうことかというと、ボルゲリ地区全体の原産地呼称に入るではなくサッシカイア自体が原産地呼称になった。このような呼称を持つのは、イタリアでサッシカイアだけである。
サッシカイアの畑。
テヌータ・サングイドは金曜日のみ見学可能。現在のところ、10月まで予約不可で、11月以降から予約可能。サッシカイアに触れたいと思われている方は、ちょっと早めにご予定を立ててくださいませ。冬は狙い目です。(2019年現在は、インポーター経由のみ訪問可能)
ちなみに・・・。サッシカイアをボルゲリ村のショップで購入すると最新ヴィンテージ(2014年)は165ユーロです。(ワイナリー直売はありません)
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