今年の向日葵と葡萄畑に囲まれた宿
6月中旬から7月中旬にかけて、トスカーナで向日葵畑を見ることができる。今年はツアーが少ないので出会えないかと思ったが、なんとかギリギリ間に合った!
毎年、ほぼ同じ地区に咲くのだが、毎回、畑の量が異なる。
向日葵畑といえば、昔の映画好きならばソフィア・ローレンとマルチェッロ・マストロヤンニの名画「向日葵」を思い出すだろう。あの広大な向日葵畑のシーンがウクライナで撮影されたことはウクライナとロシアの戦争で広く知られることとなったと思うが、今年は戦争の惨事で向日葵どころではないだろうと思うと、胸が痛い。
それで向日葵油の値段が沸騰しているので、このあたりの向日葵は食用油にもなるはずだから今年はさらに広範囲で向日葵畑が見れるのではないか?と期待したが、いつも通りだった。ここぞと商売っ気出せば?と思うのだが・・・。
今回はモンタルチーノの葡萄畑のど真ん中にあるワイナリーが所有する宿へお客様を送迎して、ワイナリー訪問2日間ツアーというものだった。
この写真は前日に宿へお送りした帰り道、宿の周辺の風景である。奥の丘の上にモンタルチーノの村がある。
今回は1泊のみだったが、ここに数日滞在してゆっくりとワイナリーを訪問するのも楽しいだろう。
砂漠のように見える景色は、刈られた後の麦畑である。太陽が高い位置にあるときは黄金色に輝き、低い位置にあるときは琥珀色のグラデーション。蜜色、または熟成した白ワインの色?
夕暮れの世界はなんと美しいことか。この時間になると、厳しい暑さも少し和らぎ優しい色に包まれて1日の疲れを癒してくれる。
2日間で、ボルゲリ2軒とブルネッロ ・ディ・モンタルチーノワイナリー1軒をご案内させて頂いた。ブルネッロ では、念願の2016年を試飲できて感無量。2015年と2016年、連続で素晴らしい年なのだが、個人的には2016年に注目している。フルーティーさに加え、ローズマリーなどの香草系が目立つ私好みの味で、大満足。と、ガイドが一人で満足していてもあきません!でもここのワイナリーは万人受けするワイナリー、「ああ、美味しい」と皆様、満足の笑顔が浮かぶ。そして、どのヴェンテージがお好きかを尋ねるのも楽しいものだ。
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