ブルネッロ、モンタルチーノ、サン・ジミニャーノ

昨夜の雨のおかげか、空気がとてもきれいな1日であった。今朝は、私の愛するブルネッロワイナリーへ。

醸造所を見学後は、試飲タイム。贅沢にもワインでグラスを洗ってから、新たにワインを注いでくれる。ロッソ・ディ・モンタルチーノ201５、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2012、メルローが入ったサンタンティモ・ロッソ、モンタルチーノの甘口デザートワインであるモスカデッロ・ディ・モンタルチーノを試飲する。2015年と2012年はいずれも最高の出来の５つ星の年。この地区のサンジョヴェーゼはもちろんのこと、メルローまでもエレガントで、やはりワインのための土地なのだと改めて実感する。

ワイナリーのオーナー、パトリッツォ氏。ブルネッロ協会の会長でもある。とっても紳士で、面白くて、尊敬し憧れる人物　大好き♪

4月中旬の霜で若い樹齢のぶどうは被害を受けたそうだ。写真のぶどうは樹齢が古いので問題がなかったそうでよかった。ぶどうの蕾が膨らんでいる。これが2018年のヴィンテージになり、2023年に飲むことができる。その頃は、私は何をしているだろうか？

この日曜日にモンタルチーノの町でエロイカと呼ばれるアンティーク自転車レースが開催される。アンティーク自転車のみが参加できるのだが、服装もヴィンテージでないとダメなのだ。かっこいい～！

モンタルチーノの町の広場がスタート地点。お洒落なデコレーション！

今日はピエンツァまではっきりと見えた。雲の上にいるような景色は、本当に溜息が出るほど美しい。

午後は『中世のマンハッタン』と呼ばれるサン・ジミニャーノ訪問。まずは、遠景から。塔がニョキニョキ伸びているのがわかる。

モンタルチーノ周辺はなだらかな丘陵地が素晴らしいが、サン・ジミニャーノ周辺は丘の標高が高く森も多くて、また少し異なったトスカーナの田園風景が楽しめる。

モンタルチーノ（オルチャ渓谷）の景色とサン・ジミニャーノの景色どちらが綺麗か？難しい質問である。

塔には登らず、眺めの良い場所を回って田園風景を背景にした統一された家々の景色を愛でる。

こうやって中世の塔が並んで建っているのは、サン・ジミニャーノならではの景色であろう。

サン・ジミニャーノで忘れてはならないのが、世界チャンピオンのジェラート！ようやくジェラートを食べて美味しいと思える気候が訪れた。もうダウンのコートは不要かなぁ？