キャンティクラシコワイン 試飲会2017年
2月中旬に開催されたキャンティクラシコワインの試飲会は、180社が参加し、2016年のキャンティクラシコ、2015年のキアンティクラシコリゼルヴァ、2014年のグランセレツィオーネヴィンテージの試飲がメインで、675種類のボトルが出展された。
キャンティクラシコワインは80%が海外へ輸出されているという。売り上げは順調で、2009年から2016年までで48,5%の上昇だというのだからすごい。
この試飲会は、会場も雰囲気があるし、参加者も多いし、オーガナイズもいい。毎年開催されるので、レストラン、エノテカ関係者は2月のトスカーナは面白いのではないかと思う。
キャンティクラシコ地区の真ん中、ラッダ・イン・キャンティにあるカパルサ。
いつもは荒々しいとも言える主張のあるワインだが、試飲したのは嵐の後の海という感じで、強さがある中にも静けさというか落ち着きがあって、非常に良かった!キャンティクラシコ2014年リゼルヴァだったからだな。ちょっと大人?ってのかな。パオロさんの息子さんも大きくなって、男前になったわ~男前ワインやわ!
ラッダ・イン・キャンティといえば、革製品のブランド『セリーヌ』の工場が建設されるらしい。LVMHの傘下なので、LVMHといえばワインもじゃかじゃか生産しているので、もしかして将来的にもラッダの畑、狙ってるのかな?
毎年異なる鳥のラベルが印象的なカステッラーレ・イン・カスッテリーナ。ラベルにはトスカーナに生息する、生息していたが絶滅の危機に瀕する鳥たちであるが、その鳥たちが畑に戻ってきても安全であるということをアピールするビオワインである。ここのワイナリーの最高ラベルであるイ・ソーディ・ディ・サンニッコロをいただいたが、さすが。深みが違う。ただ、持続性は少し弱かったかな。
フォントーディ。最近のフォントーディは、樽香の甘みが強く、あまり好きではなかったが、2014年という雨が多く涼しい年のヴィンテージだからか、軽めで塩気があって、ちょっと前の私が好きだったフォントーディを思い出す。と書くと通な感じがするが、なんちゃってソムリエな私には『そんな気がする』だけである・・・。2014年は難しい年だったが、気軽に飲めるという点で、上手く造っていれば実は意外と私は好きな年である。(上手く造ってるのだから、旨いはずか)
イゾラ・エ・オレーナ。ここはいつもは充満で美味しい!けど、待たなきゃ美味しさが膨らまなーいと思うが、今回は完成度がとても高かった。
カステッロ・ディ・モンサント。美しいオーナーさんがいらっしゃった
美しくて上品で・・・。上質のワインというのが、口の中でわかる。豊満なセクシーさじゃなくて、知的な女性。そう、オーナーさんのような感じのワイン。素敵
モンテべルナルディ。ここは最近、特に気に入っているワイナリー。一番基本のキアンティクラシコ『レトロマルチャ』を日本へ帰国の際、持って帰った。中トロのマグロといただいてとても良かったが、どうだろう?ビオ(ちょっとビオディナミ)ワイン。フォントーディと同じパンツァーノ・イン・キアンティ地区のワイン。この地区のワイン、大好き♪
モンテラポーニ。オーナーは感じ悪いのであまり好きではないが、まぁ、今じゃキアンティクラシコのトップ?土壌を感じるワインの代表やねぇ。オーナーとそこで働く女性の感じが悪いのが非常に残念である。人柄はワインに反映すると思う私にとって、これはどういうことか?と思うのであるが、いい人=いいワインも絶対的な図式ではないのでこういうこともあるのだ。残念。
イル・パラッツィーノ。これよ!これ!全てが大好きなワイナリー!オーナーさんのこの笑顔見て!ええ人ってのがあふれでてるぅ。キアンティクラシコのサンジョヴェーゼの代表格『グロッソサネーゼ』素晴らしいの一言。
ビオディナミの代表格クエルチャベッラ。オーナーの意思で、ビオディナミもベーガンな(動物性の肥料も一切不使用)ビオディナミという凝りようである。モダンなキャンティクラシコ。エノロゴのグイド氏自らグラスに注いでくださいました。感謝。
ラ・サーラ。写真は、おじいちゃんも醸造家というキャンティクラシコ地域で生まれ育ったラ・サーラの醸造担当オヴィディオくん。2014年は難しい年だったが、生産量を減らして、リゼルヴァ用の最高の葡萄も使用して造られた2014年。華やかさが目立つ。努力の結果が現れた1本。オヴィディオ、頑張ったね!
バディア・ア・コルティヴィーノ。いつもは1、2位を争うほど好きなのに、今年はイマイチだったなぁ・・・。それは2014年だったから?それとも私がすでに飲みすぎの状態だったから?要リベンジ!
とりあえず、アンティノーリ。
カステッロ・ディ・カッキアーノは安定の美味しさ。
サンジョヴェーゼ100%スプマンテ ロゼ。美味しい~。泡でちょと一休み。
カサエンマ。キアンティクラシコってこれだよね?気軽~でもぐいぐい飲めちゃうという、そう言った意味で比較的基本の味だと思う。
サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ。試飲したのは2014年か?うーん。それほどの驚きがなかった。レンテンナーノなのに・・・・。飲みすぎでなんかようわからん・・・。絶対、要リベンジ!
2015年を試飲する機会が少なかったなぁ。忘備録のようなブログを最後まで読んでくださった方、ありがとうございました
キアンティクラシコワイナリー ツアー
ツアー料金はお申込み人数で異なります。2名様以外の場合は、ツアーページをご覧いただくか、お問合せください。 別途、昼食代、ワイナリー試飲代が生じます。