チンクエテッレ入場制限か?
春から秋までの期間、世界遺産チンクエテッレは観光客で賑わう。今年の4月は95,000人が訪れたという。昨年に比べ26%の増加である。4月はイースターに開放記念日の3連休もあったことからか、そして経済不況で国内旅行の増加、テロの関係で欧州の中ではイタリアが安全と思われているのか、そんなこんなで観光客が爆発的に増えたようである。
イタリアにある国立公園は25ヶ所。チンクエテッレはそのうちの一つで、昨年までは面積は一番小さかった。崖に張り付いたような家々が特徴で、5つの村を結ぶ坂を上り下りする散策道は細く険しいところもある。そんなところに多くの観光客が押し寄せると、崩れやすい土壌もあるので環境にも支障をきたすのではないか?ということで、観光客の入場を制限しようとなったのである。
まだ未定ではあるが、チンクエテッレに入れるのはチンクエテッレカード購入者のみとなるようだ。カードはオンラインでも購入可能になる予定。
この話はチンクエテッレ公園入場者ということらしいが、チンクエテッレの散策道を歩きたい人だけの話なのか、チンクエテッレ全体の話なのか、ちょっとはっきりしない。5つの村も含めてチンクエテッレ公園だから全体的にかとも思うが、そうなると不便である。現在のところ、モンテロッソは入場制限に反対している。だから、入場制限は6月から実施とは聞くものの実際はどうなることやら。
散策道の一番人気である『愛の小道』は、数年前に閉鎖されて未だ開通していない状態であるからして(来年開通予定、という言葉は何度聞いたことか)、チンクエテッレやる気あんのか?こんな状態でさらに入場制限なんてホンマに可能なのか?と大いに疑問である。
中途半端な情報で申し訳ないがこんな話も出ているので、6月以降にチンクエテッレ観光を考えていらっしゃる方はお気をつけてくださいね。行ってみて入れなかったじゃ洒落になりませんもの。
こちらのページで最新情報を得ることができるのじゃないかしらん。
http://www.parconazionale5terre.it
人が多くて嫌になるとは思いながらも、それでもチンクエテッレは魅力的なのである。
チンクエテッレと共に世界遺産になっているポルトヴェネレもオススメでーす。ここは入場制限の話は今のところありません。チンクエテッレは漁村という感じだが、ポルトヴェネレはヴァカンス地という感じでちょっぴりお洒落間がアップする。
ポルトヴェネレの岬の先には、聖ペトロ教会がある。
ジェノヴァ風とでもいうのでしょうか。白と黒の石が美しい、とても雰囲気のある教会。ここで結婚式の準備が行われていた。どうもこの教会はカトリック教徒でなくとも、ブレッシング形式でも結婚式があげられるらしい。ここは最高の舞台の一つだなと思うので、日本人の皆様~!いかがですか?
座席にカードとともに用意されていたものは、しゃぼん玉の道具ではないですか?青い空、青い海、虹色のしゃぼん玉!素敵!!!
チンクエテッレから話がずれたが、ヴェネチアも入場制限の話があると聞くし、フィレンツェも町全体でなく幾つかの施設(ウフィッツィとアカデミアか?)に対して入場制限をしようなんて話もあることはあるのだそうだ。話だけは盛り上がり実践に時間がかかるイタリアなのでまだまだ先の話なのかもしれないが、こんな話も出ているということです。
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