マナローラにて。
リオ・マッジョーレから続く遊歩道「愛の小道」を通り、マナローラへ入る。
この村には浜辺がないので、人々は岩の上にタオルを広げ日光浴をしている。こんな綺麗な海ならば、水の中へ「飛び込みたい」気持ちはわかる。
上の写真の岩場の横にコンクリート部分があるが、すごいところで寝転んでいるものだ。暑いだろうし、背中痛くなりそう・・・。
写真を撮ったこの日はものすごく蒸し暑かったが、風は吹いておらず、チンクエテッレの村と村を結ぶフェリーに乗船できた。海に浮かぶボートも味がある。2,3日後にもこの地を連日訪れたが、両日とも風のためにフェリーは欠航。ボートの姿もなかった。2日目なぞはそれほど風が強いとも思わなかったが、岩壁沿いの小さな港へ着くのは難しいのだろう。
それでも、海水浴をしている人を見かけた。波に押されて岩にぶつからないのだろうか?
広場の床は魚が描かれている。海のないフィレンツェでは決して見ることのないモチーフで、新鮮である。
ある人の会話が耳に入った。「チンクエテッレが一番込み合うのは、4月5月だ」と。そうかもしれない。
海辺の町なのに、5月ほど混雑していない。一つの村を除いては、浜辺があるわけでもないし、遊歩道を歩くには暑すぎるからか。しかし、照りつけるような夏の光に青く輝く海を見れるのは、この時期に限る。
村のお土産屋には、チンクエテッレD.O.C.ワインや、ペストジェノベーゼ、リモンチェッロ、リグリア特有の乾燥パスタなどが並ぶ。
リグリアといえば、フォッカッチャ!フォッカッチャ屋のお兄さん男前~!
Cianと呼ばれる昔ながらの手で積み上げられた岩棚。排水のためにコンクリートなどで固めない。しかし今では、安全性を考えてコンクリートで補強されている部分もあるが、ここは自然のままであった。
崖の上にあるのが、隣町コルニーリア。
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