曇り空のチンクエテッレ

曇り空のチンクエテッレへ。

リオマッジョーレ 曇り空のチンクエテッレ。それでも鮮やかな色合いの家々が灰色のモノトーンの空に陽気さを加え、大勢の観光客の笑い声がヴァカンス気分に華を添える。 リオマッジョーレフォッカッチャ チンクエテッレの村々はいずれもとても小さいけれど、どの村にも素敵なレストランが数軒あり、どこへ入ろうか迷ってしまう。しかしながら、仕事中は軽くパニーノなぞで済ますのが常である。レストランでは時間が気になり落ち着かない小心者の私なのだ。 リオマッジョーレフリット 店頭に美味しそうな魚介類の揚げ物が並ぶ。最近、新しくできたお店のようだ。不景気の上に洪水の被害を受けたチンクエテッレに新しいお店ができたとは、嬉しいことだ。 リオマッジョーレフォッカッチャ リグリアといえば、フォカッチャ。どれもこれも美味しそう♪ フォッカッチャ 私は、必ずマナローラのフォカッチャ屋でお昼を購入する。美味しいだけでなく、店主が男前なのも、非常によろしい。今日は男前に「中国人?」と尋ねられた。否定すると、中国語は知ってる?と。知らないけれど筆文ならば何とか理解できるかも?といいかけたところに、中国語を書いた紙切れを見せられ判るかと聞かれた。うーん。4文字ある中で、「青」と「比」という言葉以外は、わからん・・・。「すまん、判らん」と答えると、チーズ入りフォカッチャって書いてあるねん、と。へ?ブルーチーズでっか?疑問である。 最近、中国人観光客が多いので中国語表示が欲しいのだそうだ。私は残念ながら男前のお役に立てなかったが、書かれた文字がチーズ入りフォカッチャであることを祈る。 ちなみにマナローラで男前をご覧になりたい方は、表の看板に日本語で「チックピーパイ」と書かれているフォカッチャ屋である。(海方面へ向かって、右側、角。外にベンチはない) 男前が私が日本人と知ると「じゃ、あれなら読めるだろう」と「チックピーパイ」の看板を指差した。「チックピーパイ」とはヒヨコマメのフォカッチャのことだろうが、なんか微妙やな・・・。 購入したフォカッチャは、ペスト・ジェノヴェーゼとストラッキーノ・チーズ入り。ペスト入りはすごく柔らかくて、大変美味でございました。 曇り空のチンクエテッレ 断崖に咲く黄色い花。なんという名前であろうか。見事にたくさん咲いている。緑に囲まれた花の黄色が碧い海と素晴らしい調和を奏でる。 今日はとても素敵なご家族のご案内にもかかわらず、曇り空、散策道の閉鎖、電車の遅れ、と予定外のことが次々と起こり、不可抗力とはいえ自分の役不足を感じる。空模様と同じくどんよりした気分も、断崖に打ちあげる波の音を聞いていたら、気持ちが少し落ち着いて頑張ろうと思えてきた。日々、勉強か・・・。

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