アンギアーリ とコルトーナツアー(1)

イタリアのコルトーナへ

アンギアーリ とコルトーナツアーは、コルトーナでフラ・アンジェリコの「受胎告知」を堪能し、レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の壁画「アンギアーリの戦い」の舞台となった アンギアーリ を訪れるツアーである。

コルトーナ訪問

イタリアのコルトーナ

数日前に見た雨の予報とは裏腹にうららかな春の日差しに包まれた日、映画「トスカーナの休日」の舞台となったコルトーナの町へ。

聖マルゲリータ教会の内部

まずはコルトーナの町の一番高いところにある聖域「聖マルゲリータ教会」を訪問。今日はなぜか教会内にラジオが流れていた。ラジオと言ってもおそらくラジオ・マリアなどの宗教チャンネルであろうが、「アーメン、アーメン」と歌ってはいるがポップな曲調が蝋燭が揺れる厳かな雰囲気を台無しにしていたのがちょっと残念だったが、オリーブの枝と花で飾られた祭壇は復活祭を待つばかり。

コルトーナ丘の上から

標高約600m。見事な景色が堪能できる。緑の畑は主に小麦畑、茶色の畑はひまわりが植えられるのだろうか?春の霞か、遠くぼんやりとヴェールがかかっている。小鳥がさえずる中、思いっきり伸びをして澄んだ空気を吸い込むと、トスカーナの春を感じる。

コルトーナの街並み

石畳の道を、町の中心地へと向かう。デコボコした道は少し歩き難いが、コルトーナの町の魅力はこの石畳にあるとも言える。途中、小路でご高齢の方に行き合う。年が寄ればここでの生活は大変だろうなと思いながら、ボンジョルノと挨拶して坂を下っていく。ゆっくり、ゆっくりと。

コルトーナの窓

窓の下、テラコッタでできた聖母子像が道行く私たちに微笑みかける。土を焼いただけの素朴な素材の優しさが伝わって来るコルトーナの街角。

コルトーナの市庁舎

トスカーナの町で見る市庁舎はヴェッキオ宮殿を彷彿とさせる造りが多い中、少し異なるコルトーナの市庁舎は、時代劇にそのまま使えそうな趣のある建物である。映画「トスカーナの休日」以来、アメリカ人カップルがコルトーナで結婚式を挙げるようになった。中世の面影を残す市庁舎の前で談笑する華やかに着飾った新婦新郎をみると、映画の撮影のようである。

コルトーナ果物屋

コルトーナはお店も味がある。特別なものが売られているわけではないが、素敵に見える不思議。

フラ・アンジェリコ受胎告知

で!コルトーナへ来たのは、フラ・アンジェリコの「受胎告知」を見るため。写真では感じることが難しい、マリア様の可愛らしさ、大天使ガブリエルの輝き、すべてが美しく心が癒される。

コルトーナのテラスからの景色

コルトーナからトスカーナの風景をもう一度眺めて、次は アンギアーリ へ移動する。

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