季節のお菓子フリッテッレ

フリッテッレ・ディ・リーゾ

坂道

1月中旬を過ぎると、フリッテッレの季節がやってくる。そうするとトスカーナの幾つかの村で恒例のフリッテッレ祭りが開催されるので、自転車で行ってきた。

フィレンツェ遠景

自転車で登りつめた高台からフィレンツェを遠くに見渡す。よしよし、いい感じにお腹が空いてきた。

フリッテッレ・ディ・リーゾ

イタリア中で食べられるカーニバル時期のお菓子フリッテッレは熱した油で揚げたもので、古代ローマ時代から似たようなお菓子が存在した。生地や中に何が入っているか土地によって違いがあり、その種類はなんと200ほどに達するらしい。

トスカーナではお米のミルク粥が入ったフリッテッレ・デル・リーゾが主流である。外はカリッと中はトロッという、非常に美味しい代物だ。そこに甘口ワインの地元で造られたヴィン・サントとの相性がぴったりである。フリッテッレ・ディ・リーゾは、3月9日のイタリアの父の日のお菓子でもあるので、1ヶ月強の間、出会える甘味だ。

フィレンツェの山々

奥に見えるフィオレンティーナ山脈に薄っすらと積もった雪が美しい。自転車で走ったのでフリッテッレはカロリーゼロということでお腹も心も満足した。

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