チョコレート屋ベストリ
アレッツォに本店があるチョコレート屋「ヴェストリ」のフィレンツェ支店で、ずっと気になっていた「トスコラータ」という名のチョコレートを購入した。
「トスコラータ」とは、ヴェストリの新作チョコレート。
何が気になっていたかというと、このチョコレートはピサとシエナの大学と共同研究で作られ、「心臓によいチョコレート」が売り文句。
30名の志願者に3ヶ月間トスコラータ40gを食べてもらうという臨床実験をし、良質のチョコレートを毎日食べると心臓脈管系に良いという結論がでた。志願者を募集していたのを後で知った私。この実験に参加したかった!!!
チョコレートが体に良いということは日本でもすでに広く知られている、まったく新しくもない実験ではあるけれど・・・。
トスコラータは3種類の味がある。「EVオリーブオイル」「栗」「りんご」
すべて、オーガニック栽培で作られたトスカーナ産。
はて?トスカーナのりんご?と思うのだが、パナイア種のりんごはアレッツォで(も)生産されている品種だそうだ。
トスコラータは、71%のカカオである。
「マツコの知らない世界」で楠田枝里子さんがカカオは75%以上が体にいいと言ってたような気がするが、実際、どうなんでしょう?
40gでお値段は5,5ユーロ。
これは高いのか?食べてみたけれど、ちょっと酸味があり、口の中に風味が広がるのは、やはり1ユーロそこそこの板チョコにはない味であった。最近、カカオの産地で味が異なる云々というテレビ番組を続けて見て(どれもマツコの番組だったな)、そんな違いがあるの?しかし、何?この仰天値段!と思ったが、このトスコラータを食べて、ちょっとチョコレートの世界に興味が沸いた。
17世紀初期、フィレンツェにもチョコレートが登場し、17世紀末にはメディチ家コジモ3世が愛した「フィレンツェ発のジャスミン・チョコレート」がヨーロッパで一世を風靡した。
そんなフィレンツェで手に入るトスコラータはトスカーナが詰まった心にも体にも良い商品である。
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Vestri Firenze
Borgo degli Albizi, 11/R
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