フィレンツェのトラットリア・デル・カルミネ
フィレンツェのトラットリア・デル・カルミネへ。
piazza del Carmine 18, Firenze
地区の地元人たちが集まる昔ながらのトラットリアであり、外観も店内に足を踏み入れても、そんな雰囲気が漂って、シンプルでなかなかいい感じである。
奥の部屋へ案内される。
メニューには、印刷された定番メニューと手書き(コピーの)本日のメニューがある。本日のメニューからプリモ2品とドルチェ1品、半リットルのハウスワインを頼んだ。
私たちは一番奥のテーブルを選んだが、壁には日本の雑誌を含めたお店について書かれた記事が額に入っていた。フィレンツェのレストラン紹介本にも載っていたとので知られたお店とは思っていたが。どどーんと貼られた記事が古いのは、お愛嬌。壁に貼られた日本語の記事を読んだり、棚に並ぶワインを眺めたりしてサービスされるのを待つ。
私のプリモは、猪ソースのパッパデッレ。ポルチーニ茸のパスタと迷ったが、家では食べられぬ猪に。ローズマリーをはじめとした香草の香りがふんだんな猪ソースであった。おうちでおばあちゃんが作ってくれたという感じの、あまり表現はよくないが野暮ったさがあるというのか。それが大変魅力的だ。美味しい♪
旦那は、白いんげん豆とひよこ豆のスープ。フィレンツェでは特に寒い時期になると、スープ(Zuppa)というメニューが目につく。私はスープは好きだけど、スープではお腹膨らまん!と思ってしまうのと、せっかく外で食べるんやから家ではなかなか作れないものをガツッと食べたい!と思うのだ。が!憎いことに旦那のチョイスは非常に正しかった。ひよこ豆が入っていることで味にコクがでて、良い。お豆のスープなので、意外とお腹も満足するようで。毎日外食で辛くなってきたなぁと思ったときにも、うれしい一品だろう。
プリモはいずれも美味しくいただきました。
ただ・・・。ハウスワインが、これ、お水で割った?と思えるほど薄かった。テーブルワインだからそんなもんだろうけど。でも、ある意味、飲みやすかった。おかげで(?)、お水は頼まずに済んだよ。
最後に、私のみ、木苺のタルトを。甘酸っぱい木苺が甘いカスタードに合う。これまた美味しい♪
しかし!最後の一口がお皿に残っているのに、若いウエイターさん、お皿持っていこうとしたね!まだお皿に塊が残っているじゃないか!
最後の一口も食べ終えお会計を頼んだら、なかなか持ってきてくれなかった。私達、観光客じゃないし、仕事に戻るわけじゃないから待てるけど。ひょっとして、残っているタルトのお皿を持っていこうとして私に怒られたのがバツが悪かった?
お値段と内容がつりあいのとれる、満足のいくお店だった。
帰りは、おしゃれなお店がちらほらあるVia di Santo Spiritoを通り、腹ごなし。
今日のジェラートとして、Piazza della Passeraにあるジェラート屋ジェラテリア・デッラ・パッセラに寄る。
オレンジ風味のチョコとブォンタレンティを。
チョコはある程度こってりとオレンジが利いていておいしい。ボォンタレンティは軽め。しっかりとした味を期待していたので、ちょっと期待はずれ。でも、付けられた名前にこだわらずに食べれば、美味しいかな。私の好物のミルク味も、ミント・ミルク味しかなかったのが残念。ほかの味も試してみたい。