ジョット・ディ・ボンドーネ
次の動画はイタリア絵画シリーズで、最初は西洋絵画の父ジョット・ディ・ボンドーネ師匠について。彼の絵を知れば、あれ?この感じ、どこかで観た?デジャブ?と思うポーズが多い。それもそのはず、後世の画家が真似たから。ミケランジェロ、ラッファエッロ、ピエロ・デッラ・フランチェスカ、パオロ・ウチェッロなど、次の世代の画家に引き継がれている。それがまた、次にと繰り返され現代に至る。
昔、華道を習おうと思ったことがある。最初は先生の作品を真似ることから始まるのだが、それが面白くないと感じた。先生が母だったこともあり、反抗期で人と一緒が嫌だった私は何もわからないくせに愚かにも真似たくないと思いすぐに辞めてしまった。しかし、偉大なる人物も真似るのである。真似だけで終わるとマニエリスム時代のような平凡なもので終わるのだが、そこから発展して次に到達すると素晴らしいものができることがある。
ジョットの絵は遠近法も感覚的だし拙い部分があるのだが、あの感情表現、立体感はやはり西洋絵画の始まりなのである。知れば知るほどじわじわくるジョットです。よろしければ、ご覧ください。
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