フィレンツェのクーポラの瓦に残された印のお話。
最近はコロナ関連のニュースで気分が落ち込むばかりだが、フィレンツェから微笑ましい話題が届いた。
それは、フィレンツェのクーポラことブルネレスキの丸屋根の外観の瓦に動物の足跡が見つかったというものである。
クーポラの外観の瓦はフィレンツェ近郊のインプルネータというテラコッタで有名な町で作られたテラコッタ製だが、どうやら瓦を乾かしているときに動物が上を通ったらしく、猫、犬、狐、鳩や梟などの鳥類の足跡が残っているが見つかった。
2020年はクーポラ建築着工600周年。その際にクーポラ及びドゥオモ外観の点検をしていたところ、発見された。動物の足跡だけでなく、十字架など、印の意味が知られていないものやテラコッタ職人の工房のロゴマークなど、歴史のあとが残されている。
足跡はクーポラの瓦だけでなく、クーポラ下の小さな屋根の瓦にもみられた。写真はドゥオモの周辺を囲うテラスの上で(高さは階段150段分)。このテラスを歩くと小さな屋根を近くを通ることができたとしたら、足跡も観れるのでは!?どうなのかな?ドゥオモのテラスは入場料は50ユーロほど。入場が再開したら見れるのかどうか足跡チェックしたいが、50ユーロかぁ・・・。
写真で見ると、かなりはっきりと足跡が見える。猫だろうか?爪が鋭いので狐?鹿?クーポラにこんな跡が残っているなんて、なんともほっこりする話。
いつの時代もmeraiglia驚きを与えてくれるクーポラである。
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