フィレンツェのバール巡り6【イジニオ・マッサーリ】
イタリアで人気のあるお菓子職人イジニオ・マッサーリのお店がフィレンツェに開店した。いつか日かブレーシャの本店に行きたい!と夢見て、ミラノ支店の開店にこれならば行ける!と喜びつつ、今日まで行けず。それゆえ、この開店は非常に嬉しい話である。
わくわくして入店し、美しいケーキにチョコレートやゼリー菓子を目の前にしてさらに期待が上がる!
これが1人分の大きさのケーキ達。プチフールもある。選択が難しいが、コロナで入場人数の制限されたので逆にゆっくりと選べたのが良い。
ここで気になるお値段だが、1つ8ユーロ。
トスカーナの相場ではちょっとしたレストランでのデザートのお値段が6ユーロからなので、店頭販売で8ユーロとは決して安くはない。
選ぶのが難しかったが、お友達と2人で2つ、半分こした。
一つ目は、「イタリア」。味をざっくりと言うと、苺、ホワイトチョコ、ピスタッキオ。イタリア国旗の3色だからイタリアの名を冠するのだろう。なんとなくイタリアが俺を食えと言っているような気がしたので、これに決めた。
本気のピスタッキオって感じで、ピスタッキオ好きには嬉しいだろう。
こちらは柚子味。つるん!とした表面の装いはお菓子界で人気あるよね。
味は、これまたざっくりと、中からラズベリー、ピスタッキオ、柚子。これも本気のピスタッキオ。柚子、ピスタッキオ、つるんと、今の時代を表したお菓子である。
それぞれの味が、時には主張し、時には調和し、と美味しく、手間がかかったのがよくわかるお菓子である。間違いなく美味しいと言える。
しかし、私には甘すぎた。ピスタッキオ好きでもないし、うっすらと感じるジェルがちょっと苦手。柚子入りは甘さにさっぱり感を添えてくれたのが良かった。
素敵なカップに入ったコーヒーも美味しい。
結論として、お友達と1回は必ず試してみたいけど2回目はないかなと言い合った。
と言った舌の先が乾かぬうちに、ティラミスってあったよね?あれがマッサーリのティラミス?定番の形とちゃうけど、どんなんやろ?今度試そうよ!となった次第である・・・。お菓子は「安定」の美味しさが必須だが、そこに「驚き」要素が加わると楽しい。どちらかというと、私は驚きハンター。
室内がモダンね〜。今度は座ってみたいな。
イジニオ・マッサーリは、パネットーネでも知られている。オンライン販売はいつも早々に売り切れになるのに、ここに山積みになってた。
40ユーロか。無職の私は今年は見送りだが、次々と売れていくのを見ていると世の中は不況ではないのだなと思えてきた。
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