サント・スピリト広場のビオマーケット
サント・スピリト広場にて、毎月、第三日曜日に「フィエルコラ」と呼ばれるビオ・職人マーケットが開催される。コロナでしばらく開催を見送っていたのが、今年からはどうやら通常開催となったようだ。
というわけで、1月16日午後にマーケットを見に行った。午後から晴れ間がのぞいたからか、比較的多くの人で賑わっていた。
このマーケットは、大規模な商業的生産者ではなく、自然を尊重した商品を取り扱う生産者が集まる市である。商品は、豆類・粉類・青果やオリーブオイルにチーズ・パン・お菓子などの食材、蜂蜜やジャムと各種ソースにオイル漬けの瓶詰め商品、そして石鹸・陶器・毛糸・服・植物などと範囲は広い。
写真の下段に並べられているのは各種の果物ジュースで、それはそれは美味しそう!
トマトソースもある。パッケージも可愛く、全てが美味しそうである。フィレンツェのお土産に良いのでは?と思うが、瓶物は重い。最近、旅行の宿泊施設としてアパートを借りるパターンも多いから、ここでトマトソースを買っても試しても面白いかも。パスタ、パン、野菜にチーズやお菓子、さらには嬉しいことにワインも見つけることが出来て、楽しい食卓になりそうだ。
チーズの屋台はトスカーナだからペコリーノ(羊乳)やカプリーノ(山羊乳)が多いが、こちらはモッツァレッラも売っていた。モッツァレッラは、食べる前にお湯で少し温めると良いとカンパーニャ州の友人が教えてくれた。あ、ヨーグルトも売っているよ!
今回、一番惹かれた屋台はここ!無花果?ぶどう?の枝で籠を編んでいるお兄さんが店番している無花果関連商品の農家さん。
フィレンツェのお隣の町プラートからで、プラート県といえばカルミニャーノという乾燥無花果で有名な市があるではないか!無花果のジュースは俺んとこだけじゃないかな?とおっしゃっていたので、試したい!と思ったが、既に自然石鹸を買ったためにジュースの値段3ユーロがない!無念!
トスカーナの田舎へ行けば至るところに植わっている無花果の木。それなのに、意外とスーパーではトスカーナ産の生でも乾燥でも取り扱っていない。だから、地元の無花果商品は信頼もありとても嬉しい。話に聞くと、無花果は乾燥はしていても賞味期限は春までだと聞いたことがある。(本当かな?)ならば尚更、次回のマーケットでお兄さんを見つけたら乾燥無花果も購入したい。
ここのオリーブオイルは2019年に賞を得たそうで、これも気になるなぁ。
こういう木製商品もあって、なかなかに楽しいマーケットである。
前述の通りアパート宿泊の場合は食材を買っても楽しいし、食材以外の屋台もあるのでお土産を探しても面白いだろう。
すでに来月のマーケットが楽しみである。
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