2018年のトスカーナの向日葵

オルチャ渓谷へ向かう道で、向日葵畑が広がる。観賞用ではないので、毎年、咲く時期・場所が少しずつ異なる。今年は雨が多く比較的涼しかったので、咲き始めが遅かったが、開花期間がいつもより長い。

夏の風物詩としてなくてはならない向日葵を求めて、車を走らす。そんな私たちに微笑みかけるような、大きく花開く向日葵。皆一様に、朝の光へ向かって咲いている。

あら、後ろ姿も別の花みたいで、意外と綺麗でないかい？向日葵って、もしかしてうなじ美人？

光の陰影が、印象的。この美しい向日葵畑も、そろそろ終わり。今年は向日葵にしては長く続いた気がしたけれど、セミといい、向日葵といい、夏の生き物の命は儚い。それでも、気持ちのいい太陽の光をいっぱい浴びて、夏というものを十分満喫できるトスカーナの向日葵やセミは運がいいと言えるのではないか。

こうでもないああでもないと必死に向日葵を写真に収めている横で、何してるの？と言いたげなキアニーナ牛。

第一弾の向日葵は終わりを告げたけれど、今年は第二弾の向日葵軍団が別の場所で待っている。