ミラノで開催されたサロン・ド・ショコラへ行ってきた。ミラノまで遠出をしたのは、昔見た『マツコの知らない世界』で楠田枝里子さんがチョコレートについて熱く語っていたのが印象的で、私もちょっくらチョコレートの世界をのぞいてみようと思ったからである。
展示会会場は若干の寂寞感があったが、いろいろとチョコレートを試せたので良しとしよう。入場料はオンラインチケットで12ユーロ、当日券で15ユーロ。行く価値はあったかな。
トリノのチョコレート屋は、とっても素敵。
Odilla Torino
Via Filadelfia 224/a
ミラノ支店 Corso Garibaldi 38
なんともお洒落なパッケージ!ヴァレンタイン前だったので、プレゼントする人がいれば楽しさも倍増したに違いない。(一部商品は)試食ができ、気に入れば購入もできる。
neuhaus maitre 1857 chocolatier
Via San Vittore 6, Milano
ミラノにあるチョコレート屋。日本でも買えるのかな?
トスカーナの板チョコのトップ・アメデイ。私、このホワイトチョコとピスタッキオがまったりしていて好き。パッケージも美しい。それでも、正直なところ、すっごい特別な味ではないんだけでけどね・・・。
フィレンツェでは、ペーニャ(Via dello studio)とフィレンツェの空港で買えます。
イタリアはトリノのチョコレート屋。ここも板チョコメイン(と思う)トスカーナがアメデイならば、トリノはドモリ。私の中で、ドモリとモディカがごっちゃになってた!一緒に行った友達に指摘されて、ハッ!ドモリはイリーカフェグループ傘下。イリーカフェグループは、ワインでもチョコでも美味しいものばかり。
フィアットチョコで有名なマイヤーニ。ボローニャ発のイタリア最古のチョコレートメーカー。イタリアで一番美味しいチョコレートと言う評価を目にしたことがあるけれど、丁寧に作られた老舗のチョコレートなんだが私には甘すぎるな。
本店に行けば食べれるサクサク生地に包まれた、チョコサンドを食べてみた。甘いけど、美味しいね 全体的に甘さが強いけれど、マイヤーニのフィアットチョコやチンクエチェントチョコはたまらない可愛さで魅力的ではある。
これはどこのチョコレート屋でしょう?よーく見てください。斜めに歪んで立っている塔がありますでしょ?そう、ピサのチョコレート屋である。ピサの斜塔チョコなんて、お土産にいかが?ピサのドゥオモ広場のシノピエ美術館からローマ通りへの角にあるバールでも買えるとのこと。
Cioccolato Argento
ピサの歴史地区にはお店はないけれど、郊外のお店まで行けば工房見学も可能なので、ピサとルッカツアーの途中にご興味のある方はご案内致します。
パッケージがめちゃくちゃ可愛くて、味も豊富で!お土産にぴったり!でも、カンパーニャ州なんだな。
Autore
Via Baviera 64 San Marco dei Cavoti,
チョコレートで包まれたコンフェッティ(アーモンドの砂糖コーティング)。コンフェッティは、結婚式や堅信式などのお祝い事の際の引き出物としてよく使われる。
PAPAというメーカーのもので、リコッタ味とかなかなか気になる味もあり、普通に美味しい。ポリポリいっちゃう。手軽なお土産として、いいかも!
カカオ、ブルーベリー、発泡酒とローズマリーのリゾットと、チョコレートから出来たフランス産発泡白ワインを試食試飲。リゾットは面白い組合せだが、いい味であった。イチゴのリゾットがあるように、ちょっと酸味のある果実はリゾットに合うのかね。それになんだか良く分からないチョコレートの発泡酒がよく合っていた。
ナポリのチョコレート屋。幹をイメージした、空気の入ったようなこういうチョコレートあるよね?!パッケージが可愛い。
Gay Odin
Via Vetriera 12 Napoli
ケーキもずらり。どれもこれも美しい!
これはエルンスト・クーナム氏のチョコレート。クーナム氏といえばミラノでは知らぬ人がいないほど著名な料理人、お菓子職人なのだそう。私、この方を全く存ぜず。ご本人がブースにいらっしゃって、すごい使い古しました!というクーナム氏の本を手に写真を撮っている方が多く、何事?きっとすごい人なのだろうとぼんやり思ったぐらいで。それではチョコレートを試してみるべき!と購入した。それは宝石のように美しいチョコレートで、ドキドキしながら口に入れると・・・。うーん・・・・。チョコの中にジャムが入っているんだけどね。(もしかしたらジャムと呼んではいけないのかもしれない。きっと最高の果物を使って手の込んだ作り方をしたのではと、お値段から勝手に想像する。)でもね、わたくしとしては、ジャムとチョコの割合、おかしいんじゃね?と思ってしまったてか、ジャム多くね?この時点でこれでもか!とチョコレートを食べ過ぎたから、甘いものがこれ以上受付なかったからだろうか?今度は、お店でお菓子を試したーい!
L’Antica Arte del Dolce
Via Anfossi 10, Milano
以下に、私が特に気に入ったチョコレートたちをご紹介
パッケージがモダンでお洒落!なBALTOM。お味も一味違う。こうやっていろんなチョコレートを味見すると、普通に美味しいなと思うものと、あれ?上品で一味違うなというのがよくわかる。
以下のお店で購入可。
Bicerin
Via Panfilo Castaldi 24, Milano
Pasticcia Cucchi
Corso Genova 1,Milano
Coffice
Viale Caldara 1, Milano
Friis Holmフリスホルムはデンマーク発のチョコレート。お香を彷彿とさせるシンプルなパッケージで、カカオの種類とカカオ含有量別で売られている。チョコレート職人のMikkelさんに、こういうチョコレートが欲しいというと希望に合ったチョコを薦めてくれた。うむ、さすが職人。当たり前だが、ご自身のチョコレートの事が分かってらっしゃる。ここで出会ったチョコレートが、私の好みは何かを教えてくれた。ニカラグア産のカカオに恋してしまった。ここでニカラグア産だと試食させてくれたチョコレートは、干し葡萄の香りがした。あぁ、就寝前にヴィンサントやパッシートワインと一緒に食べたら、いい夢みれそう・・・。
後で調べたら、ここはニカラグア産カカオが主流なのね!じゃ、私が食べたのはニカラグアの何?薄いブルーのパッケージだったなぁ。
イタリアでは、www.aruntam.it でオンラインで購入できる。
チョコレート自体も美味しいが、そこに加わった香草の香りがなんとも言えない。修道院でよく造られる香草の入ったアマーロという食後酒があるが、それに似ている。リコリスやオレンジ、緑茶などが入っていて独特である。こういう味、大好き!
マルコ・コラツィーニというお菓子職人が作っている。
http://www.marcocolzani.it
モディカのチョコレート。私はモディカのチョコレートはあまり好きではなかった。私が試したのがスーパーで買ったモディカだったからかも知れないが、ザラザラ感がイマイチと思っていた。しかし、これは!ものすごーくおいしい!モディカが美味しいと言われるのが納得。パッケージも本当にどれも可愛い。プチパッケージに入ったシチリアの柑橘類に香草が入っているチョコレートは、しっかりと香りがして素晴らしい。板チョコも塩入りやカフェもなど様々の種類があり、パッケージとともに選べない!ぐらい良かった。いずれも感動の美味しさ。
このチョコレートメーカーは、Sabadi’ というシチリアはモディカのお店。
嬉しいことにフィレンツェ歴史地区内でも以下3軒のお店で手に入る。
Enoteca Alessi
Via delle oche 27-29-31r
La Loggia degli Albizi
Borgo degli Albizi 39r
Caffe’ Robiglio
Via dei Tosinghi 11r
こちらはナポリ発のチョコレート。ベーガンも食べれるビオチョコレートで、それは上品で上質のチョコレートでございました。サルヴァトーレさんともう一方の相棒がお二人で作っていらっしゃる。渋い。
面白い味は、写真の黄金のミルク味。???何かに似てないですか?
そう、カレールーのような・・・・。
見た目の通り、ウコンが入っているのですよ。チョコとカレー?と思うけれど、チョコレートの後にやんわりと辛くないカレーの味がするのです。ウコンって肝臓に良かったような?これを食べてワインを飲めばいいってこと?
面白さもあるけれど、チョコレート自体が絶品である。お見事。
Matu’ cioccolate
オンランで購入可。
ワインも同じだけれども、作り手によって産地によって味が異なるのが面白い。チョコレートにはまるのがわかる気がしたサロン・ド・ショコラであった。
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