月曜日のミラノ
昨年フィレンツェをご案内したお客様からのリクエストで、 月曜日のミラノ 散策の仕事が入り、意気揚々と電車でミラノへ。
2月にフィレンツェのサンタマリアノヴェッラ駅に改札ができた。電車のチケットはオンラインで購入したが、改札でチケットを何らかの形で機械に読み取らせるのかと不安になり、Eチケットなのにと疑問に思いながら印刷したものを用意したが、何のことはない、入り口に駅員がいてチケットをチェックしていた。マニュアルかい!携帯でよかったやーん。
1時間30分ほどで、無事、ミラノに到着。5分ほど早めに着いた。4,5ユーロの電車・トラム1日乗車券を購入。約束の時間までは少しあるので、朝のミラノを散策。
月曜日のミラノ。レオナルドの最後の晩餐も、ブレラ美術館も、スフォルツァ城も閉館である。それならば、私の大好きなミラノの教会、サン・マウリッツィ教会とサン・サティロ教会を案内するのは?と思ったが、この2軒も月曜休館である。
別の観光先を、とミラノの地図とにらめっこ。
ここで、月曜日にも訪れることができる3つの美しい教会をご紹介したい
聖セバスティアーノ寺院
丸い建物が寺院。16世紀にミラノを襲ったペスト後に神への奉納ということで造られたパンテオンに似た造りの寺院。
手前に、道路に雄牛が逆さまになっている像があるが、これはクリスチャン・バルツァーノという芸術家の「回復力」という作品。人間もミラノの街も難しい時期を乗り越えていけるというメッセージだそうな。
クーポラ内部が美しいのが見所。
Tempio Civico di San Sebastiano
Via Torino 28
月曜日から土曜日 8時から12時、15時から18時30分
日曜日 9時30分から12時、14時30分から19時30分
聖アレッサンドロ・イン・ゼベディア教会
聖セバスティアーノ教会の近く。なかなかに立派な教会。
バロックだから、まぁ、なんと華やか。内部は少し暗めだが、それがまた無駄な華やかさを抑え厳粛さを増すのに役立っている。
この教会もクーポラ内部が素敵。
Chiesa di Sant’Alessandro in zebedia
Piazza Sant’Alessandro 1
月曜日から土曜日 7時から12時、16時から19時
日曜日 9時30分から12時、16時15分から19時
教会前の路地がいい感じ♪なんでもないことまでもお洒落に見えるのはミラノだから?
サン・ベルナルディーノ・アッレ・オッサ教会
ここは教会自体はシンプルで特筆すべきことはないのだが、教会入ってすぐ右手に納骨堂がある。それが、ちょっと独特。
納骨堂で上を見上げると綺麗なのだが、周りを見ると・・・。
骨、骨、骨!骨を使って模様も作っちゃうもんね!という感覚はすごい。納骨堂は17世紀に出来たのだが、ここには17世紀に閉鎖した病院があったそうだ。収めらている骨は、5世紀のキリスト教の殉教者の骨だとか、病院で亡くなった人の骨だとか、囚人の骨だとか、いろいろと説はあるらしいが、なんともオドロオドロしたものである。それでも窓からしっかりと光が入るので、想像するよりは不気味ではなかったが、やはり骨がカタカタ動くのを聞いた的な話はあるようである。
Chiesa di San Bernardino alle ossa
Via Verziere 2
月曜日から金曜日 7時30分から12時、13時から18時
土曜日 7時30分から12時
日曜日 9時から12時
これらの教会があった場所には、もともと12世紀ぐらいから別の教会があり、それらを16世紀以降に改築・新築している。バロック以降なので、クーポラ内部の美しい絵も時代の特徴の一つである。最後の教会は綺麗というより奇妙だが、全てドゥオモ周辺にある教会なのでミラノ散策の途中にでものぞいてみてくださいませ。
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