ミラノのドゥオモ
ミラノ観光で必須なのは、ドゥオモ。135本もの小尖塔が天に届けとばかりに伸びる姿は迫力がある。ミラノに来る観光客の8割がドゥオモを訪れ、年間約6百万人の入場者数だそうだ。
広場のバナナとヤシの木の南国風景とともに。ヤシの木は復活を意味すると強引にもキリスト教に引っ掛けたとして、BANANA・・・。バナ〜ナといえばミニオンだから、いっその事、ミラノのドゥオモとバナナとミニオンをセットにして大阪のユニバに作ったらどうだろう???
それはさておき、ドゥオモの中へ入りましょう。有料ですがな。
ミラノのドゥオモ
開館時間 8時から19時(最終入場時間18時10分)
ドゥオモ内聖カルロ地下礼拝堂:11時から17時
Chiesa di San Gottardo in Corte:10時から18時(水曜日休館)
入場料:3ユーロ(ドゥオモ付属美術館、 Chiesa di San Gottardo in Corte共通チケット)
チケット売り場(ドゥオモの右手横の建物)
Piazza del Duomo, 14
Piazza Duomo 12
ドゥオモのテラス
開館時間 9時から19時(最終入場時間18時)
入場料:9ユーロ(階段)13ユーロ(エレベーター)
階段は250段ほどなので、なんとか大丈夫かな。ドゥオモの左の側面へ行くと階段、右の側面に行くとエレベーター。
ドゥオモパスなら、ドゥオモとテラス(階段)で12ユーロ、ドゥオモとテラス(エレベーター)で16ユーロ。バラバラに買っても同じやん!となるが、ここに遺跡跡(4ユーロ)も含まれるので、遺跡跡も見ようと思う方にはお得ですね。ここも見れば、ですがね。
で!ドゥオモのHPから日時指定でオンラインチケットが購入できます。
ドゥオモ入場に関してチェックすべきページが、緊急のお知らせページ。入館時間の変更や、入場不可の時間などの情報が書かれている。
https://www.duomomilano.it/en/urgent-alerts
ドゥオモの中は、高い天井に伸びる柱の森に迷い込んだよう。ヴィスコンティ家がミラノを支配していた1386年に建設が始まったドゥオモ。完成するまでに500年もの歳月を要するとは!ヴィスコンィ家といえば映画監督ルキノ・ヴィスコンティの名前が思い浮かぶが、ミラノが舞台の映画「若者のすべて」はドゥオモのテラスでアラン・ドロンが「ナディア〜」と追いかけましたな。
天井の模様が、これまた素晴らしい!大理石の色の違いを生かしたトスカーナの教会とは異なり、石としての美しさではトスカーナのそれに負けるが、その分、細かい彫刻が凝っている。
教会は朝が良い。光の入り方が微妙である。
ミラノのドゥオモはステンドグラスも特徴の一つ。55枚のステンドグラスには3600人以上の旧約・新約聖書の登場人物が描かれているとか。
聖バルトロメオの彫刻が必見!すごい・・・。聖バルトロメオは皮を剥がれた使徒。彫刻はちゃんと、皮、剥がれてますがな。
右を見ても左を見ても、前を見ても後ろを見ても、圧倒されるばかりである。床細工も凝っていて、ミラノの歴史に思いを馳せる。
階段を上ってドゥオモのテラスへ。これぞゴシック!ノートルダムのせむし男になった気分。
小塔の間から、遠く近代ミラノが顔を覗かせる。
このように至る所で彫刻に出会う。3400体の彫刻がドゥオモを飾る。ここに来るのは20年ぶりか。20年前に見た彫刻はその数と大きさに圧倒された覚えがあるが、実は割と小柄であったことを知る。
芸が細かくてね、鳩ちゃんが隠れてるの!かわいい♪
屋上に到着。工事中なのが残念である。この日はシベリア大寒波の日であったが、ローマは雪なのにミラノは快晴で太陽の下では真冬のコートが暑いぐらいの陽気で助かった。
小塔の上にも聖人の彫刻が乗っているが、好きな彫刻を選び修復費を寄付することができる。自分のものになるとは言い過ぎだが、彫刻の下に寄付者のプレートが設置される仕組み。例えば、イータリーが聖アグリーコラのパトロンとなった。アグリーコラ=農業のなので、イータリーにはぴったりの聖人である。一番人気の聖人はファヴォニオの聖人。(もしかして、上の写真の人?)ファヴォニオは西風を意味し、ミラノに春先の雨をもたらす風だそう。この風が吹けば春の到来である。155人が寄付をしている。次が大天使ガブリエル。
ご興味の有る方は、こちらのページをAdotta una Guglia へ。
夕暮れ時に再びドゥオモの前を通る。オレンジ色に染まったドゥオモに足を止めてしばし魅入る。
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