ツアーで自転車競技エロイカに遭遇!
自転車競技エロイカ
「エロイカ/英雄」と呼ばれるクラッシック自転車レースは、トスカーナの人気イベントのひとつである。始まりは1997年、シエナのキャンティクラシコ地方。最初はキャンティクラシコ地方だけの開催だったのが、徐々にトスカーナはもちろん他の地方にも広がり、2014年からは日本でも行われるほど世界的な自転車イベントとなっている。
5月末、ツアーで訪れたモンタルチーノでエロイカに出会った。この地区でのレースとは、世界遺産を走り抜けるということ。なんと素晴らしいレースであろう!
とはいえ、旧式のロードバイクで砂利道を走るわけだから危険でもある。なるほど、エロイカ=英雄なわけだ。
残念ながら、この日はあいにくの雨模様。風薫る季節というのに、うっすらと霞がかった町の中で雨に濡れた石畳が憂鬱そうな表情を見せていた。カラフルな傘のみが5月の陽気さを思い出させてくれる。
モンタルチーノの広場がゴール。賑やかに飾られた広場に、多くの観客が参加者の到着を待っていた。このレースに参加するには、1987年以前に作られた自転車であること、そして衣装もアクセサリーもクラッシックなものでないといけない。古風な衣装は飾りとしても、とってもお洒落。
降ったり止んだりの雨の中、泥まみれになりながら勇者たちの到着!フォルツァ!フォルツァ!
お疲れ様!到着後は、音楽ととっておきのモンタルチーノのワインで乾杯だね!
ミーハーな私は、すぐにこのクラッシックな服が欲しくなる。旦那に「これで走るのは、暑い」と一蹴されたが、可愛いものは可愛いのだ。レースとともに、衣装や自転車、部品などの市も開かれ、雨のモンタルチーノは自転車ファンで賑わっていた。
訪れた町で出会うイベントは、いつもの落ち着いた雰囲気と異なり独特の賑わいを見せるので、面白い。
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