秋のモンタルチーノワイナリーへ。
秋のモンタルチーノ にて。モンタルチーノには、優しい日差しが葡萄畑を金色に輝かせる秋似合う。
600年の歳月を超え、モンタルチーノのすべてを見守ってきた城塞。威風堂々として、いつ見ても圧巻である。
広場には時計台。城塞同様、モンタルチーノを代表する建築物である。
町の本通りに幾つかある雑貨屋や服屋が意外とお洒落で魅力的。観光客も来るからか、こんな田舎町でさえセンスが良いのがイタリアのすごいところである。
冬の午後に射す光は、ずるい。何もかもが、素敵に見える。対照的な光と影で被写体がぐっと生き生きして見える。
柔らかい光の中の本通り。太陽が顔を見せてはいるが、午後になって少し冷えてきた。確実に冬は近づいているのだ。
統一感のあるイタリアの町並みは、本当に美しい。手に入る地元の素材を使用しただけなのだろうが、それがまた自然で気持ちがいい。
モンタルチーノは世界遺産オルチャ渓谷の一部で、町の周りは緩やかな丘陵地が続く。この日は薄く霧が出ていたが、霧を超えて高台にある町までたどり着くと雲海を見下ろす。これぞ、風光明媚。
ワイナリーからの眺め。黄葉したぶどう畑も次第に落葉して、冬仕度が始まる。しかし、ここからはまだ少しぶどう畑の黄葉が楽しめた。
私のカメラでは表現しきれない、神々しい美しさのある朝だった。オルチャ渓谷のすごいところは、毎回、表情が異なること。自然の造形としてのこんなオルチャ渓谷は見たことがない。数分のことだったが、雲間から射す光が、秋の終わりの大地の色が、すべてがぴたりと重なりあった瞬間。皆、沈黙して怖いぐらいに美しい景色をしばし楽しんだ。自然って、素晴らしい。
今年の6月も素晴らしく綺麗だったが、秋のオルチャ渓谷も悪くない。今年は寒暖の差が激しかったので黄葉が特別に綺麗?私の死期が近いからなんでも綺麗に見えてくる?それとも、地球温暖化で自然が死にかけている?
いやいや、いかん。あまりの美しさに疑い深くネガティブになってしまった。
アメリカ葡萄の実。秋色の自然を楽しみ、ワインの美味しさに感動し、静かなモンタルチーノの町を散策しお土産を買ったら、一路、雑踏のフィレンツェへ。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノのワイナリー2軒とモンタルチーノを訪問するツアーにて。
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