8月現る大地オルチャ渓谷。
8月も半ば
かつては緑、黄金色と移り変わった畑は
まるで砂漠のような姿となる。
耕されるのを待つ波模様の畑
波の合間にぽつんと
ひとりぼっちの木。
あの木、何の木?樫の木なのかな?
行儀の良く並んだ干し草ロール
回収されるのを待っているのか。
そろそろ夏の風物詩ともお別れ
夏の終わり特有の寂しさでしんみりする目の前を
さっそうと自転車の団体が通り過ぎる。
風を切って、気持ちよさそう。
この先は、上り坂。気合いを入れて!
雲の影が、急ぎ足で通り過ぎると
午後の太陽がまた、露わな大地を容赦なく照りつける。
土色、飴色、松葉色
グラデーションをなす大地に
くっきりと濃い緑の糸杉
浮かぶ雲が流れ行く
一枚の絵の出来上がり。
折り重なる丘の向こうに
遠く、アミアータ山が見える。
ストラーダ・ビアンカ
夏の日差しに眩しい白い道が続く
あの丘を越えて、どこへ行こう?
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