オフシーズンのオルチャ渓谷
2月の最初の日曜日、オルチャ渓谷を訪れた。フィレンツェは曇り空だったのが、2時間ほど南下すると有難いことに太陽が出た。
立春のオルチャ渓谷は、まだ茶色の大地が顔をのぞかしているが、多くの丘が緑で覆われている。
柔らかな光が丘を包みこんでいる。名前を知らない鳥達が、常緑の糸杉のなかで合唱していた。
天気の良い日曜日だからか、オフシーズンではあるもののピエンツァの広場は観光客とカーニバルを楽しむ子供達で想像以上に賑わっていた。
ピエンツァで馴染みのお店のお姉さんが「この時にバカンスに行かなきゃいつ行くのよ」という通り、残念ながら多くのお店がお休みだった。
しかし開いている数少ないお店にて目的のペコリーノチーズを購入し、偶然入った陶器屋でも素敵な品に出会えたので何より。そして、静かなピエンツァを散策。
店先のテーブルで溢れるほどの赤いチューリップが、気早に春を告げていた。ファッションの世界は季節を先取りだが、花の世界も早いなぁ。そういえばミモザももう満開。
糸杉は、なんと絵になるのだろうか。さぁ、フィレンツェへの帰着時間が近づいた。
最後に、夕暮れ時のオルチャ渓谷を背景にお客様と集合写真をとってフィレンツェへ。
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