イタリアのお菓子チェンチ・レシピ
今年の復活祭は、4月24日である。いつもより遅めである。カルニヴァレの開始日も昨年より少し遅かったが、そんなことにはお構い無しに、週末の公園は仮装した子供たちはカラフルな紙吹雪を投げるのに必死である。
この時期のお菓子のひとつ、Cenci・チェンチ。
この揚げ菓子は、この時期になるとイタリア中で食べられるのだが、地方によって呼び名が違う。
トスカーナは、チェンチまたはストラッチ。いずれも、ぼろ布という意味。
エミリア・ロマーニャ州では、スフラッポレ、ヴェネト州ではガラニ、ピエモンテ州ではブジエ、ラッツォ州ではフラッペなどなど・・・。最も知られている名前はキャッケレ(おしゃべり)であろう。
作り方を調べてみると、レシピにより分量が多少違ってくるところがイタリアらしい。
レシピ
- 小麦粉 300グラム
- 溶かしバター 50グラム
- 砂糖 50グラム
- 卵 2個
- リキュール 大匙2(ヴィン・サントかマルサラが一般的だが、無くても可)
- オレンジまたはレモン表皮 1個分
- 好みで、ベーキングパウダー 小さじ1
混ぜて、伸ばして、切る、170度ぐらいの低温で揚げる。
形は、これまたいろいろあり、2センチ×5センチぐらいの長方形から、もう少し太めにして真ん中に切れ目を入れたり・・・。生地もちょっと厚めからものすごい薄いものまで・・・。
揚げたあとは粉砂糖をかけて、出来上がり。
とっても簡単で素朴な味のおやつ。昔懐かしい味がする。子供たちも大好きである。これに甘口ワインをあわせて、大人のおやつにも。
キャッケレとは「おしゃべり」と言う意味だが、食後にモスカデッロなどの甘口ワインと一緒に食べるとお喋りが弾むと言うことか。それでなくとも、イタリア人はおしゃべりなのだが。
ブログランキングに参加しています。よろしければ、応援クリックお願い致します。