イタリアの父の日のお菓子。
3月19日は聖ヨセフの日。ナザレのヨセフはイエスの養父なので、イタリアではこの日が父の日に当たる。
子供たちが小学校時代は学校で父の日カードを作ったので「父の日か!」と思うのだが、中学にもなるとそんなことはしないので、あやうく父の日を忘れるところであった。
父の日、トスカーナでは、Frittelle di riso/お米のフリッテッレを食べる。お米のフリッテッレとは、お米を柔らかく煮て小麦粉と卵を混ぜて油で揚げた、お米のドーナツのようなお菓子である。
これは父の日だけでなく、カーニバルの期間に食べるお菓子でもある。
レシピ
(この分量で、上の写真の倍の量ができます。)
お米 300g
牛乳 1リットル
お水 300g
砂糖 110g
レモンの皮 1個分(オレンジでも可)
卵 1個
卵黄 1個分
小麦粉 80g
ベーキングパウダー 8g
塩 ひとつまみ
ラム酒 少々(無くても問題なし)
1)牛乳と水にレモンの皮をすったものをお鍋に入れ沸かす。
2)沸いたところでお米を入れ、弱火にして約45分。
牛乳が入っているので焦げやすいですので、ときどき混ぜて下さいね!
3)途中、砂糖を入れる。
4)水分が無くなったら、火を止める。
ちょっと固めのオジヤ状態でしょうか。
5)冷ます。
6)冷めたお米に、卵と卵黄、小麦粉、ベーキングパウダー、塩ひとつまみ、ラム酒を混ぜる。
私はラム酒がなかったのでヴィンサントを。ラム酒の代わりにウィスキーなどでもいいのでは?なにも入れなくても問題ないです。
7)約160度の温度の油で揚げる。
スプーン2つでボールを作りながら、油に投入。結構、手早くしないといけません。揚げ時間は約8分とレシピにあるけれど、そんなにいらないと思います。
8)仕上げに砂糖をまぶして、出来上がり!粉砂糖でも、粒砂糖でも・・・。シナモンをかけても・・・。
これに、甘口デザートワインのヴィンサントやモスカート・ディ・アスティなんて発泡酒も非常に合う。プロセッコなんかでも食べちゃうもんね。
揚げ菓子なので美味しくて食べる手が止まらない危険なお菓子であるが、非常に簡単に出来ちゃうので、よろしかったらお試し下さい。
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