サンジミニャーノのグロッサの塔へ。
サンジミニャーノの市庁舎の鐘楼グロッサの塔は、町中にいくつかある塔の中で一番高い。高いといっても200段強、フィレンツェのクーポラの半分ほど。今日は天気も良し、故に塔に登るのだ!
お土産屋が並ぶ本通を急ぎ足に、目指すはあの塔!
階段幅が広いので行き来する人がお互いの邪魔にならずで、登りやすい。階段の足元は鉄の網目で、以前は降りるときには下が少し透けていた。これが怖いという方がわりと多いからか、階段の中心に置かれた巨大スクリーンに映像が流れるようになった(四角い建物に沿ってぐるっと設置された階段の中心部が空洞のため)。映像を見せるために薄暗くなったので、足元の透ける感じがわかりにくい。
最後の数段だけは梯子。頭を打たないように一人づつ順番に登ると、息を切らして登ってきた甲斐がある景色が広がる。
おーい、下界の人々よ!井戸の広場には、世界チャンピオンのジェラート屋がある。後で行くね〜!
サンジミニャーノは周囲に広がる田園風景も素敵。ワイナリーに続く糸杉の道。サンジミニャーノはトスカーナでは珍しい白ワイン「ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ」の産地である。サンジミニャーノのレストランで昼食に食べたアスパラガスのスフォルマート(茶碗蒸しみたいなもの)が、シュール・リー手法で熟成したタイプのヴェルナッチャに非常にぴったりで感動した。ダンテも鰻のヴェルナッチャ煮が非常に美味しいと評している。
塔から降りたらご褒美として井戸の広場にあるGelateria Dondoliジェラテリア・ドンドリでジェラートを。カップでもコーンでも2,5ユーロから。今日は、バラとトリュフ!セルジオ・ドンドリさんのジェラートは新鮮なハーブを使用するのが特徴で、ミントとかラベンダー、ローズマリーが入っているのが私のお気に入り。でも今日は普段とは違う味を。バラはさすがに花びらではないが、バラシロップが入っていて美味しい〜!この手の味は化学的な味がすることがあるが、これがそうでもなくバラ味好きには嬉しい。あと、今年の春ぐらいからの新作だと思うが、トリュフ。見え隠れするトリュフの味がたまらーん!
写真は一番小さいサイズ。ちょっと盛り方少なく見えるけど、もうちょっとあるよ、本当は。
最後にサンジミニャーノの田園風景を満喫して、フィレンツェへ。
ブログランキングに参加しています。よろしければ、応援クリックお願い致します。