12月のサンジミニャーノへ。
サン・ジミニャーノは、1990年にその文化・建築遺産のすばらしさにおいて世界遺産として登録されている。
町の名前の由来はいろいろあるが、アッティラ族の襲撃から町を救った聖人のモデナ司教ジミニャーノから付けられたという説が広く伝えられているのではないだろうか。
サン・ジミニャーノをカタカナで書くと横線を使った文字ジ、ミ、二が続くからか、ご案内するお客様も言えない方が多い、覚えにくい名前である。それならと私は考えた。ジミニャーノに漢字を当てて覚えてしまったほうが間違えないのではないか?「サン・地味ニャーノ」と。ついでに、くねくねした人が猫語で「地味」だということを伝えている姿を想像して・・・。もっと覚えられへんわい!というつっこみは置いて、先に進もう。
観光客もまばらだが、裏寂れた雰囲気がいい感じだ。いつの間にかクリスマスの街頭や店頭の飾りが始まっていて、もうすぐ年末だと気づかされる。
ときおり差す日の光が、薄暗い通りとコントラストを成して劇的である。
広場に面する建物の窓も素敵だ。
11月になって観光客が減ったのに合わせて、14本の塔のうちで唯一登れた市庁舎の塔がメンテナンスで閉まっている。おそらくクリスマスシーズンには再開するのだろうが、この塔に対抗して(?)もうひとつ、上ることができる塔がある。それは、写真の双子の塔。市庁舎や大聖堂があるドゥオモ広場の大聖堂(正しくは、参事会教会)を正面に右手すぐに入り口がある。(説明はわかりずらいが、双子の塔の下へ行けば入り口はすぐにわかります)
入り口は、こんな感じ。おーる・でー・ろんぐ!とでかでかと書かれている。一番高い塔である市庁舎の塔よりは当然ながら低いけれど、サン・ジミニャーノの町並みを違った角度から楽しめる。(ここは現在、観光客用貸しアパートになっています)
お昼に、ピチと猪ソースのパッパデッレをいただく。ハウスワインとしてキャンティ・コッレ・セネージのハーフボトルと一緒に。
統一感のある赤瓦と、田園風景がのどかである。城塞付近にて。
これは上の写真と同じ場所から、違う日に撮ったもの。不思議な雲の模様。
更に、日が落ちて
なんとも言えぬ空の色。自然が織り成す色の変化は、決して飽くことがない。
ブログランキングに参加しています。よろしければ、応援クリックお願い致します。