ソラーノの魅力

トスカーナの秘境の村 ソラーノへ。

グロッセート県にあたる南トスカーナからウンブリアにかけて、凝灰岩の上に建つ町が目立つ。その多くがエトルリア文化を起源とする。ソラーノもそんな町の一つである。

トスカーナの秘境の村 ソラーノ
現在、約3,300人が住む町は、住民の多くが40歳代から70歳代で高齢化が進んでいる。どこの田舎町でも同じ現象だが、ここも若者が少ない。100歳を超えるご老人が4名も住んでいらっしゃるのに驚く。外国人も多く、そこに日本人の女性がいらっしゃるみたい?!で、さらに驚き!
冬の雨の降るこの日はいつもより物悲しい感じがする。しかし同時に、霧が漂う情景はとても神秘的でもあった。

ソラーノの門
門から町の中へ入る。一歩中に入ると、まるで映画の舞台のような街並みが続く。
先日訪れた際は雨ということもあり町中の写真が撮れなかったので、以下に別の季節に訪れた時の写真を掲載する。

ソラーノの街中
時が止まったようなとは、まさにその通りの風情である。

ソラーノの家に生える草
朽ちた石壁に茂る緑がとてもいい。

ソラーノの黒猫
黒猫が道案内してくれる。ねぇ、どこ行くの?

ソラーノのレストラン
ロッターヴァ・リーマという小さいエノテカ・レストラン。すごく魅力的!こんなところでワイン1杯飲んでゆっくりしたいなぁ。

ソラーノの街を歩く
路地が入り組んでいる。迷子になりそうだけど、崖の上に立つ小さい村だから大丈夫。

ソラーノの教会外観
ステンドグラスの丸窓?教会?壁の剥がれ具合は、雰囲気を出すためにわざわざそう作ったのかと思えるほどいい感じなのだ。華やかさに欠けるのだが、代わりに質素な美がある。

ソラーノの教会の入り口に座る猫
教会の入り口を守る猫。田舎には本当に猫が多い。野良猫か飼い猫かわからないが、堂々としている。ニャンか用か?と言っているのだろうか?ニャンにも用はないが、写真を撮らせて欲しいにゃん。

高台から眺めたソラーノの町
高台から見た風景。今回は他にも訪れる場所があったために駆け足訪問だったが、高台にあるオルシーニ城塞には中世・ルネッサンス時代の博物館もあり、写真よりもさらに高いところから町を眺めることができる絶景ポイントもある。
フィレンツェからは少し遠いけれど、訪れるたびにどこか魅かれる独特の村。写真を撮る方にはたまらない魅力のトスカーナの田舎町。
ツアーではソラーノとピティリアーノを訪れます。遠方なので、1日目オルチャ渓谷、2日目ソラーノ、ピティリアーノ、3日目オルヴィエートとチヴィタ・バーニョレジオまたはアッシジ方面という旅程も悪くないかも・・・。旅のご相談お受けいたします。

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