南トスカーナ秘境ツアー
フィレンツェを出発し約2時間45分南下すると現れる凝灰岩の村ソヴァーナ、ピティリアーノとソラーノを訪れるツアーです。そこはまさに秘境の村々と言えるでしょう。
ツアーで最初に訪れる村は、ソヴァーナ。凝灰岩で造られた家が、トスカーナらしい陽気な黄色で、青く澄んだ秋の空に調和していた。
可愛らしい小さな村は散策が楽しい。だが、この村の見どころはそれだけではない。
それは、村の奥にあるドゥオモである。ドゥオモとは、その村で一番重要な教会を指す。そんな重要な教会が村の端っことは不思議な気がするが、ここは、紀元前にこの辺りを支配したエトルリア人の時代には神殿が築かれたアクロポリスだった。ということは、永々と神聖な場所なのだ。
堂内に差す光が美しい。
8〜9世紀に建築され11世紀から改築が行われ、トスカーナで重要なロマネスク・ゴシック建築物となっている。トスカーナでは聖母マリアに捧げられた教会が多いが、この教会は聖ピエトロと聖パオロの名を冠することからもその歴史を感じる。
ロマネスク時代といえば、柱の装飾が面白いのも注目したい。1本の柱のみ、柱頭に旧約聖書の物語が彫られている。ちょうど側面の入口がある場所の柱だ。
主祭壇の下には地下礼拝堂がある。地下礼拝堂の階段を降りる時、いつもワクワクする。
ソヴァーナの見どころはドゥオモだけではない。
サンタ・マリア・マッジョーレ教会の8世紀のチボリオ(聖体用祭壇)も素晴らしい。トスカーナのロマネスク以前の貴重な作品の一つである。ドゥオモからこちらに移動されたのだろうということだ。
久しぶりに訪れたソヴァーナは小さい村だがやっぱり魅力的と再確認した頃、スーパーで割引していたワインのラベルがソヴァーナだったので即買い!
ラベルにはソヴァーナのシンボルでもある政庁舎そして古文書資料館として使用されていた建物が描かれている。私はこれを勝手に、ワインボトルだけに建物が両手にワイングラス持ってイェーイ!ってなってる絵で可愛いと思っていたが・・・。
写真をよくよく見ると、街灯だった!何にしてもこの街灯の付き方、建物の腕みたいで可愛い。
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