ヴェネツィアの路地と運河
1泊2日のヴェネツィア旅行は両日とも生憎の曇り空だった。それでも運河にゴンドラが浮かぶ様はヴェネツィアそのもので、やはり水の都に魅了された。
ヴェネツィアらしさといえば、この細い路地もたまらなく良い。これらの道をヴェネツィアではCalleと呼ぶ。街を縦横に貫くCalleが、ヴェネツィアを魅惑の迷宮にしている。
一番細い路地の一つは、65センチほどとか。この通りは何センチなのろだろう?大きな荷物は通すことが出来ないのでは?通るにはコートが汚れそうだが、それでも近道になるならば有難い路地である。こんな風に細い通りにもレストランの看板がかかっていたりして、驚くばかりだ。
運河に浮かぶ舟は、個人使用のものだろうか。青緑の水の色が、朽ちかけた建物に落ち着きを添える。ヴィスコンティの映画の中に入ったようだ。
ヴェネツィアを逆S字に横切る大運河。電車でサンタ・ルチア駅に降り立ちこの運河を初めて見た驚きを今も胸中に、駅前の大運河を渡る。
大運河に架かる橋は、4つ。逆S字の始まりに当たる駅周辺に2つ、逆S字の真ん中には、かの有名なリアルト橋、逆S字の尻尾の方にもう一つ。それ以外の場所で対岸に行くには、時には大回りをしなければならない。
そんな時に役に立つのが、渡し守の存在である。2ユーロを払えば舟で対岸に渡してくれるのだ。目的地まで徒歩で30分は要するところ、大運河をゴンドラで横断できたために半分の距離で行けたので助かった。
移動距離の短縮に加えて、ゴンドラの雰囲気を少しでも味わうことができた。小運河の間をぬって走る観光ゴンドラは一度は乗る価値があるのは確かだが、これはこれで楽しかった。
乗り場の詳細は、以下のページを参照下さい。
船着場で波に揺れるゴンドラの黒い姿は小粋だが、水影も美しい。
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